第81期(2023.1-5)トップマネジメント・クラブ ご案内
当クラブは、労使の幹部が共に時節を読み解き本質眼を磨くために、時代の要請に応じたテーマを取り上げ、その領域における第一人者、オピニオンリーダーである講師を招聘し、講演をうかがうとともに意見交換を行う月例会です。より多くの皆様のご参加をお待ちしております。
1月例会
「2023年 日本経済の展望」
日時:1月26日(木)15:30~17:00 ※新春労使トップフォーラムと共催
講師:日本総合研究所 副理事長 山田 久 氏
新型コロナウイルス感染の再拡大の懸念、ロシアによるウクライナ侵攻などで世界的に広がったエネルギー・食料などの価格高騰、円相場の下落などにより、家計や企業の負担感が増しています。このような状況下、政府は総合経済対策を決定しましたが、企業レベルにおいても労使による生産性の向上を推し進め、賃上げ原資を生み出す一層の努力が求められています。1月例会では、2023年の我が国経済の展望と成長軌道に向けての政策課題や雇用、賃金、家計など労使にとって喫緊の課題についてもお話を伺います。
2月例会
「事業課題の把握と解決のための経営の基礎」 ~社員のリスキリング、組織活性化にむけ~
日時:2月17日(金)12:00~14:00
講師:アジア・ひと・しくみ研究所代表 取締役 新井 健一 氏
学び直し、リスキリングが言われていますが、それは必ずしも退職や転職のためのものだけではありません。人生100年時代、社員の生涯キャリアの自己管理や、ベテランマネジャーの学び直し施策はどうあるべきでしょうか。2月例会では、自社社員が事業遂行力を高めるため、会計・ファイナンス、それを実現する戦略、戦略の実行(プロセス)と実現(結果)を評価する指標といった、事業課題の把握と解決に必要な知識を網羅的・体系的に身に付け、企業の活性化と個人の動機づけに繋がる施策を伺います。
3月例会
「SDGsの実践に向けた、サステナブル調達の重要性」
日時:3月14日(火)12:00~14:00
講師:日本サステナブル・ラベル協会(JSL) 代表理事 山口 真奈美 氏
JSLは、サステナブル・ラベル(持続可能な原材料調達や環境・社会的配慮につながる国際認証ラベル)を普及させることで、倫理的な生産・流通・消費を促進し、持続可能な社会の実現に貢献することを目的としています。3月例会では、サプライチェーンにおける環境社会的課題の把握や対応が求められる今、サステナブル調達の重要性が高まっています。国際認証の事例なども交えながら、企業の取り組みや生活者のニーズの変化、SDGs の実践に向けた調達の在り方や現状と課題などを伺います。
4月例会
「ロシアによるウクライナ侵攻後の日本の安全保障」
日時:4月14日(金)12:00~14:00
講師:防衛研究所 政策研究部長 兵頭 慎治 氏
混迷を深めるウクライナ情勢は、多くの市民を犠牲にし、ウクライナ、ロシア両国間にとどまらず、諸外国を巻き込んで長期化しています。1月例会でも取り上げるように、資源や穀物の価格は高騰し、それが急激な円安をもたらした一因になるなど、日本においても影響が大きくなっています。アジアでは台湾情勢も緊張が高まるなかで、なかなか見極めることの難しいウクライナ情勢の行方と世界に与える影響、日本の安全保障環境への影響について伺います。
5月例会
「地域から新しい資本主義を考えよう 〜「鎌倉資本主義」の事例から〜」
日時:5月31日(水)15:30~17:00
講師:慶應義塾学事顧問・慶應義塾大学名誉教授 清家 篤 氏
少子高齢化の進展により労働力人口の増加が見込みにくい中、日本経済の持続的発展を目指し、労働力の確保と生産性向上のため2019年、働き方改革関連法が施行されました。それから4年がたち、日本の雇用はどのように変わり、これからどのように変わって行くのでしょうか。ダイバーシティー経営の進展、コロナ禍によって進んだテレワークなどの新しい働き方、ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用、副業兼業やリスキリングの推奨など、様々な観点から日本の雇用を展望します。