第80期(2022.7-12月)トップマネジメント・クラブのご案内
7月例会
「これからの日本経済成長と既存企業のイノベーション」
日時:7月8日(金)12:00~14:00
講師:早稲田大学大学院 教授 淺羽 茂 氏
GAFAMの時価総額が東証1部企業の時価総額合計を超えました。米国では、イノベーションを起こした新規企業が経済を成長させ、日本でも起業を促進しようという動きが起こっています。同時に、既存(大)企業がイノベーションを起こし、経済を引っ張っていくことも不可欠です。企業変革に成功した既存大企業の事例に注目し、既存企業のイノベーション創出力を回復するための要諦を解説いただきます。
8月例会
「人新世の『資本論』と脱成長のコミュニズム」
日時:8月3日(水)12:00~14:00
講師:東京大学大学院総合文化研究科准教授 斎藤 幸平 氏
著書の「人新生(ひとしんせい)の資本論」が一大ブームとなり多忙を極める斎藤氏から、資本主義による人類の経済活動が地球を破壊しつくす「人新世」=環境危機の時代にあって、危機の根本的な原因や解決策を明示した『人新世の「資本論」』。環境危機を乗り越え、「持続可能で公正な社会」を実現するための唯一の選択肢として晩年のマルクスが目指した「脱成長コミュニズム」に着目した分析と洞察を伺います。
9月例会
「無形資産投資にかかる情報開示の現状と課題」
日時:9月9日(金)12:00~14:00
講師:明治学院大学大学院 経済学部長 藤田 晶子 氏
競争優位の源泉である人的資源や研究開発、ブランドなどの無形資産は、企業の持続的成長にとって必要不可欠であり、投資家の意思決定にもきわめて有用な情報とされています。非財務情報を重視するEUとの比較や非財務情報の有用性を検証した論文などから、無形資産投資にかかる情報開示の現状と課題についてお話しいただきます。
10月例会
「SDGs達成に向けた15年の取り組み後半に向けて」
日時:10月12日(火)12:00~14:00
講師:慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授 蟹江 憲史 氏
2015年から15年間の取り組みの後半戦に入ったSDGs。取り組みは広がってはいますが、海外先進諸国に比べまだまだ取り組みが遅れていると言われています。産業界や各国での動向事例とともに、当初の目標達成は難しいのではという指摘もされる中、15年の取り組みの後半に向け、SDGs目標達成のため労使では今後どのように取り組んでいくべきかご示唆いただきます。
11月例会
「地域から新しい資本主義を考えよう 〜「鎌倉資本主義」の事例から〜」
日時:11月16日(水)12:00~14:00
講師:株式会社カヤック代表取締役 CEO 柳澤 大輔 氏
面白法人カヤックでは「つくる人を増やす」を経営理念に、世の中を面白くしたり、みんなが面白く生きるために貢献することを実践する同社の本質的な価値観や、鎌倉を拠点に活動する「地域資本主義」の考え方・想いなどについて伺います。SDGsの自分ごと化や関係人口創出に貢献するコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」は全国10地域で展開中(2021年9月30日時点)
12月例会
「デジタル田園都市国家構想の実現に向けた地方創生の最新動向」
日時:12月9日(金)12:00~14:00
講師:事業構想大学院大学 学長 田中 里沙 氏
デジタル実装を通じて地方が抱える課題を解決し、誰一人取り残されず、すべての人々がデジタル化のメリットを享受できる心豊かな暮らしを実現する構想の早期実現に向けて、地域が抱える課題から地方創生に寄与する最新のIT事例やアイディア、地方発のデジタルマーケティングの最新動向についてうかがいます。)